interviewR.S

ウェディングケーキがなくても、
おむすびで心がつながる結婚の日

料理には、人の記憶に残り、心を温かく満たす力があります。MAYAでは、決まったメニューを提供するのではなく、お客様一人ひとりの思いに寄り添いながら、特別な一皿を創り上げていきます。MAYAのキッチンシェフとして活躍するR.Sは、婚礼のコース料理だけでなく、宿泊のお客様や婚礼のお客様のご要望に応じた多彩な料理を提案し、提供しています。お客様の声に耳を傾け、その日その瞬間にふさわしい一皿を生み出すことが、彼の大切にしている仕事の一つです。「料理で大切な瞬間を彩りたい」そんな想いを胸に、R.Sは今日もMAYAのキッチンに立っています。

MAYAだからできる料理の仕事

「MAYAと出会って、料理人としての視野が広がりました。」
R.SがMAYAを知ったのは、専門学校時代の友人の紹介がきっかけでした。
「MAYAでは、ただ料理を作るのではなく、お客様と一緒に考え、一緒に創る。料理を通して大切な思い出をつくることができると知り、ここで挑戦してみたいと思いました。」
結婚の日や特別な日の料理は、ただ美味しいだけではなく、その日その瞬間を形にするもの。 お客様の思いを丁寧に汲み取りながら、心に残る一皿を創ることができる。それができるのは、MAYAならではの魅力だと感じています。

ウェディングケーキの代わりに
生まれたもの

「お客様の喜ぶ顔を直接見られるのが、この仕事の一番のやりがいです。」
ある結婚の日、お客様からこんなリクエストがありました。「特別なおむすびを作ってほしい」そのリクエストは、ただのご飯ではなく、のりの中に“おむすび”の文字を切り抜いてほしいというもの。これまでにない挑戦でしたが、何日も試行錯誤を重ね、完成させました。そして迎えた結婚の日。新郎新婦は、ウェディングケーキ入刀ではなく、おむすびを二人で頬張るという演出を選びました。その姿を見たご家族やゲストの方々も、驚きとともに温かい笑顔を浮かべていました。おむすびを握る新郎新婦の姿に、場が和み、自然と心が通い合う。「本当に特別な思い出になりました」と喜んでいただけたことが、今でも忘れられません。ウェディングケーキがなくても、こんなにも温かく、心に残るシーンが生まれるんだ。料理には、形や種類に関係なく、大切な思いを表現する力がある。改めてそう感じる経験でした。

料理人に求められるのは
技術だけではない

お客様の要望に応えることはもちろんですが、それだけではなく、より良い形で提案することも大切にしています。R.Sが心がけているのは、「期待を超える料理を届けること」。
例えば、和食の食材をフレンチの技法で仕上げたり、食材の色や食感まで考えながら、一番美しい形を探していく。MAYAは、そうした自由な発想を大切にする環境です。お客様の希望を大切にしながら、料理人としての視点で、さらに特別な一皿を提案する。そんな仕事ができることに、やりがいを感じています。

一皿の先に広がる、
新しい思い出

今後は、お客様と一緒に料理をつくる体験を提供できたらと考えています。MAYAでは、お客様と料理人の距離が近い。
料理は、食べるだけでなく、作る時間そのものが思い出になることもあります。お客様と同じキッチンに立ち、一緒に作る機会があれば、より特別な時間を提供できるのではないかと思います。例えば、結婚の日の準備の一環として、自分たちのウェディングディナーを一緒に作る時間を設ける。料理がより身近になり、二人の絆が深まるような体験を提供できたら。。MAYAなら、それが叶えられるはずです。料理の力を信じ、心に残る一皿を届ける。そんな想いを持って、これからも挑戦を続けていきます。