R&Y
ご準備からはじまる結婚の日
優しさが滲み出るような笑顔が印象的で親しみやすい新郎様、美しさの中にも芯のある強さを持った誰からも愛される新婦様。そんなお二人の結婚の日では、何事も一生懸命に取り組んでくださり、ひとつひとつ丁寧に時間をかけてお二人で話し合い、ご準備の過程を楽しんでくださっている様子がとても記憶に残っています。
結婚の日1日目。
ご両家の親御様とご兄弟をお招きし、ご一緒にとられた夕食には、MAYAから「赤城牛と鎌倉野菜のしゃぶしゃぶ」をご提供。
お相手のご家族に声をかけながらお肉やお野菜を分け合うお二人や、互いの幼少期の頃の想い出を語り合う親御様とご兄弟、そこには新たな家族団欒の時間が流れておりました。
2日目のハレの日。
ご家族で朝食を取られたあと、早速お支度に入るため鏡の前に向かう新婦様と、一人和室の板の間に腰かけながら親御様に向けたお手紙を書かれる新郎様。
そんな長閑な雰囲気に包まれながら、1日が始まります。
時間は流れ、紋付と白無垢に身を包んだお二人は、ご家族とのお写真撮影を行います。時間に追われることなく、ご家族とお家の色んな場所で思い思いの時間を過ごされるこの朝の様子は、MAYAスタッフとしてお客様を見ていてとても幸福を感じるひとときです。
ご家族とご友人どちらもお二人にとって、とても大きな存在だからこそ、一緒に過ごす時間をたいせつにしたい。そんな想いからお二人は2部制のスタイルを選ばれました。
いよいよ本番。
まずはご親族様とのご披露宴からはじまります。
約30名ほどのご家族ご親戚の方々が集まってくださり、大きく囲む食卓。
それぞれのご親族様のお名前やご関係性、お人柄などをお二人の言葉で伝える親族紹介。
お二人が皆様の幸せを願いながら和装に因んで考えられた手作りのおみくじには、ご親族の皆様に存分に楽しんでもらいたいというお二人の想いが込められておりました。
お食事も進み、結びに近づくご披露宴。ご自身の親御様を想いながら綴ったお手紙を読まれ、記念の品をお渡しされました。
和装姿のお二人を一目見ようと、一足お先にガーデンに集まられたご友人の皆様にご挨拶をしながら、これから執り行う挙式のご準備をされるお二人。
昼間のゆったりとした雰囲気は一気に賑やかな雰囲気に変わります。
そしてはじまった挙式。
タキシードとウェディングドレスにお色直しをされたお二人の姿には思わず皆様の歓声が聞こえてきました。ご両家の親御様にお手伝い頂きご入場をされ、この先の人生を共に歩むことへの決意を誓い言葉として述べられたお二人は、ゲストの皆様の大きな祝福の拍手に包まれました。
挙式後にはご友人様とのご披露宴。お二人からご友人の皆様のご紹介を頂いたあとには、ゲストインタビューやスピーチ、ご中座のエスコートなどをお願いし、たくさんの方々にお話を頂きました。
お食事も進んできた頃に行われた全員参加型の早押しクイズ。お二人やゲストの方々の共通の趣味に合わせた問題に、皆様大盛り上がりでした。
ご披露宴の後には、お帰りの時間をあえて決めずにお開きのない夜を。
初めてお会いしたご友人同士がお話しされる光景には、とてもあたたかい気持ちになりました。
結婚の日3日目。
この日はお二人だけのお時間を過ごされ、普段からお写真を撮ることがお好きだったお二人は、MAYAや鎌倉周辺でのお写真撮影を楽しまれました。
ひとつひとつの出来事を、時には悩み、時には楽しみ、一緒に乗り越えていくお二人の姿を見て、MAYAの結婚の日はご準備の期間からはじまっているのだと気付かされます。
Season
2024年冬
Photo: 佐々木 章裕