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MAYA以外を選ぶ理由なんてないと思えた、結婚の日。

春のやわらかさの中に、少しずつ初夏の気配が混ざり始める頃。
おふたりが選ばれたのは、都会の結婚式場でもホテルでもなく、家のようにくつろぎながら人と人が自然につながっていく「結婚の日」でした。

新郎さんがこの場所を選んだ理由は、 都会の式場という枠から少し離れて、両家の間にある家のような場所で、肩肘張らずにみんなで楽しめる時間を過ごしたいという想いからでした。新婦さんは、盛大で華やかな式よりも、誰かに見せるためではなく、大切な人と静かに向き合える時間を過ごしたい、言葉や気持ちがそのまま届くような、心と心が近づいていく時間を何よりも大切にしたいという想いを持って選んでくださいました。

結婚の日1日目にハレの日を迎えます。

まずはチェックインをして、ゲストが来る前にお家の飾り付けを始めます。そしてお二人やご家族はそれぞれのお部屋でお支度を始め、ゆっくりと写真撮影をスタートしました。海までゆっくりと足を運び、これから始まる日を前に、少しだけ肩の力が抜けるような、お二人と家族だけのお時間が流れます。

1部披露宴にはご親族がたくさん集まり、ご家族と過ごすお時間から始まりました。そこにあったのは「式」というよりも、同じテーブルを囲むような距離感でした。フォカッチャの提供やムービー上映、新郎新婦クイズなど、会話が自然に生まれる仕掛けが散りばめられ、ダイニングがあたたかい空気に包まれていきます。

特に印象的だったのは、新郎新婦クイズの時間でした。家族だけで行うクイズというのは珍しく、お互いのことを改めて知りながら、笑い合う時間。ご両家の間にあった距離が、少しずつ近づいていくのが目に見えるようなひとときでした。

ケーキセレモニーでは、おばあ様へのサンクスバイトというサプライズも行われました。おばあ様のとっても嬉しそうな表情に拍手と笑顔が自然に広がっていきました。そして退場の際は、お二人で歩くのではなく、それぞれの兄弟と歩みました。1部披露宴は、披露宴というよりも、家族で過ごす一つの食卓のような時間でした。

続いて行われたガーデンで行われた挙式には、ご友人も含めた皆様が集まりました。

挙式にはご友人も集まり、ご家族と一緒に見守る中で進んでいきました。
ベールダウンやジャケットセレモニーには、家族の想いがそのまま重なり、ひとつひとつの所作がとても丁寧に感じられました。

誓いの言葉は、おふたりそれぞれが手紙として届ける形で誓いを立て、飾られた言葉ではなく、これまでの時間そのものが滲んだ誓いでした。

親御様への手紙でも、おふたりはしっかりと想いを言葉にされていて、その場にいた誰もが静かに耳を傾ける時間になっていました。

午後からの2部披露宴では、ご友人と過ごします。

ご友人のサプライズの乾杯挨拶からスタートし、お二人がお家の中をぐるぐると歩き回りながら、写真を撮り合ったり、会話があちこちで生まれていきます。時間を重ねるほどに、グループの垣根が自然とほどけていきました。最初は友人同士だった関係が、気がづけば友達の集まりのような空気に変わっていました。

笑い声が増えるほどに、関係性がやわらかくなっていく2部披露宴のお時間が結び、そのまま2次会へお出かけになり、夜まで同じ熱量のまま時間が流れていきます。

そして結婚の日2日目。
おふたりが静かに余韻の中で過ごしていた時間もまた、この結婚の日の続きだったように感じます。

都会の結婚式場という選択肢から少し距離を置き、おふたりが選ばれたのは、両家のあいだにあるようなMAYAでした。

その後、おふたりからいただいた言葉。
「ここ以外を選ぶ理由なんてないと思えた」

その一言が、この一日をそのまま表しているように感じます。

新婦さんはとにかく丁寧に調べ、考えながら、派手さよりも意味を大切にし、ひとつひとつに理由を持たせながら選んでいく、自分たちにとって心地よい形を少しずつ積み上げていく方でした。新郎さんは、その想いをやさしく受け止めながら、無理に導くのではなく、隣で一緒に形にしていく人でした。

おふたりのその関係性そのものが、結婚の日のお家の空気をつくっていたように思います。

改めて結婚の日を選び、この場所で過ごしてくださったこと、心より御礼申し上げます。
準備期間も含めて、私たちにとってもとても大切で、楽しい時間でした。

お二人の日々の中で、ふと立ち戻れる日になっていたら嬉しく思います。

Season:2026年春
Guest:80名
Photo:佐々木章裕 FOTONE

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