A & R

春の訪れとともに家族になる日。
立春。MAYAのお庭に梅の花が咲き、春の始まりの日に迎えた2泊3日の結婚の日。あたたかな陽気で迎えた三日間でした。
色んな地域からいらっしゃるご家族やご友人とは、なかなか集まることはできないからこそ、時間をかけてゆっくり分け合いたい、自分たちらしく楽しい時間を過ごしたい、ホームパーティーに招かれたような気持ちで来て欲しい。と招待状にお二人の想いを綴りお送りしました。
結婚の日1日目。ご両家で夕方にチェックインし、一緒に夕食を囲みます。ご両家の間の家として使っていただくお家にご家族も最初はそわそわしたご様子もありました。ここが新郎家の部屋、ここが新婦家の部屋と割り振りを行います。お家の説明とご両家みんなで聞いてくださり、それもなんだから大家族で泊まられるような感じで賑やかでした。
結婚の日2日目。ご両家で朝ごはんを囲みます。昨夜はご兄弟同士で朝まで語り合っていたと、少し眠そうにそれでも嬉しそうに教えてくださいました。支度が始まると、空気は少しずつハレの日へと身が引き締まります。白無垢に身を包む新婦さんと袴をお召しになる新郎さん、いつも通りの仲のいいお二人の空気感をそのままにゲストがいらっしゃる前にゆっくりと写真撮影が始まりました。
午後、ガーデンにて挙式を執り行います。新郎入場では襟元を整えるお母様と扇子を手渡すお父様。新婦入場ではお父様にエスコートを行っていただき、お母様から扇子を手渡していただきます。送り出すというより、ご家族が見守るあたたかいお時間でした。誓いの言葉は、ふたりで、言葉を重ねるようにお話になります。リングボーイは、1歳の双子ちゃん。小さなポシェットを揺らしながら泣きながら歩く姿に、会場がふっとやわらぎます。結婚証明書は、ゲスト参加型で、一つの香水を作りました。香りを一滴ずつ重ね、最後はおふたりが証明書に吹きかけて完成しました。目には見えないけれど、たしかに想いが重なった瞬間でした。そして、鏡開きでは、全員のヨイショの声でめでたく鏡が開きました。ゲスト皆様で今日という門出を祝します。
披露宴は、お二人が司会を行い、形式ばらずまるで食卓の延長のように過ごしていただきます。ケーキ入刀、ファーストバイトを行ったり、中座では、それぞれのご兄弟から一言をいただき、ご兄弟が揃う場面はご家族も嬉しそうでした。再入場は雰囲気を変えて、エプロン姿で鯛をふるまうお二人。お二人がオリジナルで作成したおみくじで盛り上がり、大吉、大大吉の方には、2人からのプレゼントとお二人がお肉料理を焼く特別な一皿を用意しました。特別な演出というよりその場にいる全員でつくる時間で、垣根なく皆様楽しまれていました。最後は親御様からの言葉と1日の様子を一つにしたエンドロールをみんなで見て今日の余韻に浸ります。玄関での送賓のあと、夜はご家族だけで飲み直したり、夕食を食べたり焚き火を囲みました。その様子は結婚式の続きというより、家族の時間でした。どうぞゆっくり過ごして行ってくださいね。とお二人の温かさが伝わるハレの日でした。
結婚の日3日目。朝ごはんを召し上がってご家族が先にチェックアウトされます。「また集まりたいね」「本当に楽しかった」そんな言葉が自然とこぼれるほど、この三日間は特別なものになっていました。結婚式をするのではなく、結婚の日をともに過ごすお二人らしくあたたかくて、やさしくて、想いが重なる結婚の日でした。
Season:2026年春
Guest:30名
Photo:佳歩



