K&Y

MAYA Familyになった日
最高の笑顔とたっぷりの愛嬌で、いつも周りの人を和ませてくださる新郎様。のんびりとした落ち着きのある空気感を纏い、人を惹きつける魅力を持つ新婦様。
「私たちずっと一緒にいるんです。」
学生時代から長い月日を共にされ、今も一緒の職場で、同じものに夢中になり、同じ仲間と一緒に過ごされているというお二人。
友達、仲間、夫婦、家族。
互いに全ての意味を持たれている関係性なのだな。
とお二人に出会って1番最初に感じたことを今でも鮮明に覚えています。
1日目。
この日は挙式披露宴の本番。北海道にお住まいのお二人は前日から鎌倉で宿泊をされ、朝いちばんにチェックインをされました。
小雨がしとしと降り注ぐお庭を眺めながら、ゲストの皆様をお迎えするご準備。
この日のためにたくさんのご準備をして下さっていたお二人ですが、特にゲストとお二人の相関図が書かれたペーパーアイテムは、これまで同じ環境で長く連れ添われてきたお二人だからこその素敵なおもてなしだなと感じ、とても印象に残っています。
お打合せの際もお越しいただくゲストの方々のお名前がよく話題にあがり、楽しげに皆様とのエピソードを話して下さっていたこともあり、私たちスタッフも当日お会いできることをとても楽しみにしておりました。
朝の小雨が信じられないほど、空はすっきりと晴れ、迎えた挙式。
お二人の大切なご家族である猫ちゃん3匹をモチーフに作られた結婚証明書では、ゲストにお一人ずつ猫ちゃんのお顔を描いていただきました。
ご披露宴では、私たちもお二人からずっとお話しを伺っていた、学生時代そして今もお世話になっているお二人の恩師の方から乾杯のご挨拶を。恩師の方の穏やかなお人柄に皆様のあたたかい笑い声が広がり、和やかなはじまりとなりました。
お食事やお酒も進んできた頃には、お二人からのケーキセレモニーや、結婚の日の名物料理である鯛のパフォーマンス、そしてお二人やゲストの皆様とのエピソードを語りながら撮影された生い立ちムービーなどを上映。
夫婦となったお二人を心から祝福される皆様の表情を見てとても心があたたまりました。
披露宴の後には、お酒好きなゲストが集まり、二次会を。
二次会では「ヌードルバー」をMAYAでご用意させていただき、お好きな味付けの麺を作って頂いたり、お二人がご用意されたお酒をご自身で作りながら召し上がって頂いたりと、お庭やダイニングで自由にお過ごしいただきました。
ご友人の皆様がお帰りになり、夜も更けてきた頃には、この日にお泊まりになるご両家の親御様やご兄弟と一緒に3次会を。引き続きお酒を片手に尽きることのない想い出話に花が咲きます。
2日目。
この日はお泊まりになられたご両家のご家族と一緒にBBQを。
お二人がお住まいの北海道でよく召し上がっているという、マグロと玉ねぎを串刺しにした「ネギマ」。披露宴の際にもご提供をさせて頂いた群馬県の「赤城牛」もご用意させていただき、贅沢なお食事を囲みながら団欒の時間をお過ごしいただきました。
ご家族をお見送りされた後には、お二人きりでのMAYAを堪能。
夕食はシェフとのご相談を重ね、オーダーメイドでリクエスト頂いた東欧料理のフルコースをご用意いたしました。
「忘れることのできないお料理があるんです」
それぞれ東欧へ行かれていたご経験をお持ちのお二人がそんな風に教えて下さった、「チキンキエフ」。
シェフがお二人の想いを伺い、フルコースのメイン料理は迷うことなく決定しました。
「二人で一緒に食べるのは初めて。」と仰っていたチキンキエフ。
夕食後にお二人からいただいた溢れるほどの嬉しいご感想は、一言では表せないほどの喜びが込み上げ、私たちスタッフの中でも忘れることのできない経験をさせていただきました。
想いをしっかり言葉にのせて伝えてくれるお二人の魅力にいつのまにか引き込まれてしまう、そんな不思議な力を持ったご夫婦だなと改めて感じました。
3日目。
お二人だけでこの結婚の日の余韻を楽しむ中、MAYAのキッチンでお作りになった、たまごサンドを片手にお散歩へ。ハレの日の装花をお手伝いさせて頂いた苔丸さんに遊びに行かれていらっしゃいました。たくさんの植物を抱えてお帰りになったお二人の姿はMAYAスタッフとして、とても愛おしく感じました。
結婚の日からしばらくお日にちが経った頃、お二人から頂いたご連絡には、
こんな言葉を残してくださっていました。
「MAYAのチームの一員になれたようで嬉しかったです。」
MAYAを自分のお家として、私たちスタッフを身近な存在として、感じてくださったお二人のお気持ちが何よりも嬉しく、MAYAファミリーが増えていく喜びを教えていただいたような気がします。
Season:2025年 秋
Guest:42名
Photo:佳歩




